お読みいただきありがとうございます。
sstです。
今回は東野 圭吾さんの『卒業』の感想です。
この本も結構古いんですよね。昭和60年代!
加賀恭一郎が刑事になる前、大学生の頃のお話です。
新参者で見た阿部寛のイメージが強いので、脳内では阿部寛でした。
著者:東野圭吾
タイトル:卒業
出版社:講談社文庫
ページ数:371
読書時間:202分(1.8p/min)
出版年月:1989年5月
個人的オススメ度:★★★☆☆
私独自の視点で感想を書かせていただきました。
それではいきましょう!
犯人の度胸がありすぎる!
この話では3人の登場人物が死にます。
その内1人が青酸カリを飲んでしまうのですが、これがお茶会で起きます。
こんなもんどうやって入手すんねん…というのは置いといて、アレってメチャクチャ毒性が強いんですよね。
調べたら、0.3g程度が致死量らしいです。
このお茶会で、犯人はうまいことやってターゲットにだけお茶を飲ませて殺害するわけですが、
事件が起きた直後、周りの人間が慌てている最中にこっそり青酸カリが付着した道具を回収します。
皆さん、想像できますか?
ほんのちょっと摂取したら死ぬようなものが付いたブツを、平然と回収するとか常軌を逸してると思いましたね。
誰にも気が付かれないようにしているので、おそらく直視せずに視野に入れてる程度でやってるハズです。
皮膚どころか衣服に付着しただけでも大事ですよ。
ミスって自分も死ぬんじゃないかってドキドキしなかったのかしら?
この犯人、学者じゃなくてミスの許されない命がけの仕事のほうが向いてるんじゃないか?
先生が教え子の殺人を庇う?そんなわけあるか
実は、上記で書いた服毒殺人は恩師の先生の自宅で行われます。
すぐに警察が来てしまうので、回収した青酸カリ付きの道具を隠すため、先生の自宅の風呂場を使うんですよね。
で、後日犯人がそれを回収するために先生に連絡を取って、というくだりがあるのですが、
先生は連絡を取ってきた教え子が犯人だと見抜いていたんじゃないか、とか、
それをわかっていて誰にも言わずに庇っていたんじゃないかとか、
すべてを明らかになる場面で犯人が言うわけですよ。
冷静に考えて、学校の先生やってた人が殺人犯を庇うか?と突っ込んでしまいました笑
先生は色々と感づいてたっぽい描写もなくはないですが、
教え子が捕まるのがイヤとはいえ、先生を退官していたとはいえ、
殺人犯を野放しにするのはどう考えてもヤバいです。
危害の加え方が意外と陰湿…
本作の事件の背景にあるのは、報復です。やられたらやり返す。
ただ、そのやり方がとっても陰湿です笑
お茶会で殺されてしまった人は、剣道の大会の決勝戦で薬を飲まされて体調が悪くなり、
まともに試合ができなくなって負けてしまったというツライ過去があります。
そこで、実行犯を見つけ出して、やり返してやろうとしたわけですね。
その時に使ったのがヒ素です。
普通の大学生がなんでそんなもん持ってんねん。。
薬盛られたからって、毒薬使ってやり返すとか、正気の沙汰ではないと思いました笑
バレたら捕まるとか考えないんだろうか。。
終わりに
仲良しだったはずの大学生6人が、卒業するころには3人にまで減ってしまいました。。
なぜこんなことに。。。
ミステリとはいえ、さすがに身近な人が死にすぎだと思いました。
さすがにやりすぎ笑
興味のある方は是非。

コメント