お読みいただきありがとうございます。
sstです。
前回に続き勉強法第三弾です。今回はインプットに焦点を当てた本を読んでみました。
この本の趣旨は、「最短最速で効果を得る」です。方向性はわかりやすいですね。
自分にとって身に付きやすい勉強方法って何だろうかと考えたとき、たぶん人それぞれ違うと思います。私の場合、間違いなく音声主体の勉強方法は向いていません。集中力が持たないからです。
なので、どのようなやり方がよいかといえば、私は本や動画など、視覚情報をメインにした学び方が適しています。とはいえ、これはあくまでも個別具体的な手法の話です。
もう少しその手前の段階、インプットの際に意識すべきことを学ぶという目的でこの本を選びました。
タイトル:仕事と人生を激変させるインプットの教科書
著者:金川 顕教
「最短最速で効果を得る」ために、以下に焦点を当てて紹介します。
- iOIFで学びを加速
- インプットする情報はレバレッジの効くもの
- 投資家思考
iOIFで学びを加速
iOIFとは、i:スモールインプット、O:アウトプット、I:インプット、F:フィードバックの頭文字です。
何故スモールインプットなのか。最短最速の効果に焦点を当てた時、まずは自分が強化すべきポイントを明確にしたうえで、そこを重点的に学んだ方が効率が良いからです。
そこで著者が推奨しているのが、小さくインプットし、すぐアウトプット。そこで重点強化ポイントを見つけ出して集中インプットし、フィードバックをかける。確かにこれは理にかなっていると思います。
当たり前ですが、既に身についている部分を改めて勉強しなおす必要はないからです。そこに時間をかけるのは無駄です。
ただ、身についているかどうかは、アウトプットして初めてわかることです。なので、途中でアウトプットを挟むわけですね。学生時代の勉強でも、わかったつもりでもやってみるとできない問題というのは多くの人が経験していることだと思います。
こうして、できない部分を再勉強して、再度アウトプットし、効果を確認。つまりフィードバックする。これをぐるぐると繰り返すことで、できなかったことができるようになるわけです。
ただ、答えがわかっているものはわかりやすいのですが、答えのないものというのは難しいと思います。この勉強法というのも同じだなぁとつくづく思います。小さなころから色々と学んできて、いまだに自分にとっての良い方法がわかっていないわけですから。そういう意味で、まずはやってみる精神が必要だと思っています。
インプットする情報はレバレッジの効くもの
これだけ聞いて、どんな情報がレバレッジの効くものかピンとくる人は相当勘が鋭いと思います。これまで、私が学びと称してきたものは、大方がレバレッジの効かないものでした。レバレッジの効かない学び・時間の使い方は、例えば以下のようなものです。
- 受験勉強
- 会社の仕事に向けた学習
一方、レバレッジの効く学び・時間の使い方は以下のようなものです。
- ブログ作成スキルの学習
- 投資の勉強
- Youtubeの動画作成スキルの学習
両者の違いがわかるでしょうか。
一括りにはできないですが、レバレッジの効かないものは自分が使った時間でしか稼ぎに反映されないような学びで、レバレッジの効くものは、自分が使った時間以上の稼ぎになるものです。
自分の1日の時間は24時間しかありません。自分が手を動かした分しか稼ぎにならないのであれば、単価をどんどん上げていかないと上限は決まってきてしまいますが、相場があるので、単価はどこかで頭打ちになります。そもそも、単価を上げるのは非常に難しいことだと思います。
一方、ブログ作成スキルや投資の勉強、youtube動画作成に使った時間はどうでしょうか。Youtubeはわかりやすいですね。10時間かけて1本の動画を作ったとして、それを多くの人が見てくれれば、10時間以上の稼ぎとなりえます。視聴者が増えれば増えるほど、100時間、1000時間分に稼ぎが膨れ上がります。これがレバレッジです。
そのため、例えばクオリティの高い動画を作るためのスキル学習の時間は、動画作成の時間単価をどんどん押し上げてくれる可能性があるわけですね。
投資の勉強も同じだと、私は思っています。投資は、本来的な意味で言えば、事業をするのにお金が必要な人へお金を融通し、事業の成功に協力することだと思っていますが、事業に成功したら、より大きなお金として戻ってくるわけです。
つまり、お金を渡してはいますが、自分の時間ではなくて相手の時間を使って働いてもらってお金を稼いでもらうわけですね。その相手を見る目を養うのが投資の勉強だとすれば、ある種究極のレバレッジだと思います。もちろん、投資なのでリスクは伴いますが。
著者は、このようなインプットするならこのようなタイプの情報にすべきであるといっています。
投資家思考
投資家というのは、普段どんなことを考えているのでしょうか。私も少額ながら株式や債券の投資をしていますが、必ず見るのは利回りなんですね。複数の商品を見比べて、利回りの良いものに投資するわけです。
そうです。投入コストに対してどれくらいのリターンがあるのか。それを考えるのが投資家思考です。1500円の本を買うなら、そこから1500円以上のリターンを得られるか。かける時間も考えたら、もっとリターンが必要かもしれません。
以前は、日常生活でそのような意識をすることはまずなかったのですが、最近は「コレにお金をかけて、それに見合った価値を感じられるか」ということを意識するようになりました。1食500円のランチにそれだけの価値があるのか?自分で作った方が安くて、食事場所までの移動時間も節約できてよいのではないか?という思考です。
実際、最近は自分でおにぎりを用意し、簡単なおかずを作って職場に持参しています。浮いたお金は投資に回し、空き時間は勉強に使っています。少々大層な言い方をすれば、これで自分の人生の幸福度が上がるか?と自問自答してここに行き着きました。
少し話が逸れましたが、インプットに対するリターンとは何かと言えば、それは価値のある行動につながるかどうかだと思います。せっかく色々と学んでも、そこから行動につながらなければリターンゼロです。その意味で、投資家思考でインプットするのであれば、最終的な行動=アウトプットにつながるか、というリターンを意識することが重要となります。
まとめ
内容を簡単にまとめます。
効率はアウトプットの影響の大きさで決まる
- 何故効率が重要か Why
- 時間は有限
- レバレッジの効かないインプットは低効率
- 学び→行動につながるものに価値がある
- 何を学んだか What
- 24時間で24時間以上稼ぐのがレバレッジの効くもの
- どうやるか How
- 小さくインプット→すぐアウトプットしてポイントを絞ったインプット
- ストック型ビジネスにつながるインプットに集中
補遺
以下は読書中にメモしたキーワードです。勉強法の本には通ずるものが多い気がします。太字は他の本にも書いてありました。
- 最短最速で効果を得る
- iOIF
- アウトプット
- レバレッジの効くインプット
- 投資家思考
- 誰かのための目標
- 本は最後まで読まなくていい
- 時間より回数
- ルーティン化
- インプットを1年続けられるのは5%
- 情熱、忍耐、謙虚
アウトプット重視や、必要なところだけ読むなどは、勉強法としてはスタンダードということですかね。
1年続けるというのは大変なんですね。年初に立てた目標を1年継続できるのはたったの5%らしいです。著者によると、5%のうちの60%が目標達成できている、というので、1年継続した人のうち、3%くらいしか目標は達成できない、ということになります。継続するためのコツ、というもの重要かもしれません。
それではまた。
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