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sstです。
今回紹介するのは、貴志 祐介さんの「新世界より」です。単行本でも上下巻の2冊構成で、1000ページくらいの長編です。主人公の手記という形式で語られています。
内容的にはファンタジー+ホラー(グロ)な感じでした。
以下はAmazonからの引用。
ここは汚れなき理想郷のはずだった。
1000年後の日本。伝説。消える子供たち。
著者頂点をきわめる、3年半ぶり書き下ろし長編小説!子供たちは、大人になるために「呪力」を手に入れなければならない。一見のどかに見える学校で、子供たちは徹底的に管理されていた。
いつわりの共同体が隠しているものとは――。何も知らず育った子供たちに、悪夢が襲いかかる!第29回日本SF大賞受賞
登場人物
早季:主人公。成績は可もなく不可もなく
真理亜:早季の親友。美人
瞬:頭が良くて呪力の素質がすごい
覚:向こう見ずでホラ話好き。
守:気が弱い
バケネズミ:人間に虐げられている。多数の派閥(コロニー)があり、同盟を組んでいたり敵対していたりする。
どんな物語か
1000年後の日本が舞台です。未来感のあるSF要素が強いかというとそうではなくて、むしろ様々な文明の利器が失われていて、代わりに「呪力」という魔法のようなものが当たり前に使われている世界です。呪力を使えば、イメージができることは大抵なんでもできます。ものを燃やしたり、浮かせたり、爆発を起こしたり、、
そしてこの世界にはもう一つ重要な存在がいます。それがバケネズミです。少し喋れる、知能が高いネズミです。人間や蜂のように社会性があり、生活しています。ただ、呪力を持った人間には逆らえないので、人間に虐げられている存在です。悪さをすると、爆●させられたり、首を折られたりして●されてしまうためです。小説の中では、それはそれは惨たらしい●され方のオンパレードです。
初めのうちはほのぼのとした物語だったんです。小学校のようなところで勉強して、中学校のようなところに進級して呪力が使えるようになって、授業でも呪力の訓練を受けて、同級生と遊んだりして、といった具合に。。ただ、ほのぼのの中に、ときおり不穏な雰囲気を醸し出しているんですね。同級生が急にいなくなったりして。にも関わらず、それに気が付かない子供たち。そして、ある出来事をきっかけに物語は大きく動き出します。同級生5人は知ってはならないこの世の成り立ちを知ってしまいます。何があって今のような世界になったのか。。
読んでみてどうか
どんな内容なのか全く知らずに読んだので、おぞましい物語にちょっと読むのがつらい部分もありました。それと、生き物に関する詳細な描写がとても多く、後半に進むにつれてちょっと寒気がするような内容が増えていきます。虫とかたくさん出てくるので。。そして何よりも命のやりとりの描写が惨い!下巻は想像するだけでキツイっすね笑。
ただし、こういう内容が好きな人にはメッチャハマると思います。
この手のジャンルを読んだことがなかったのであまりわからないのですが、他では摂取できない養分がたくさん含まれている気がします。
ジャンル的に読んだことがなければ、覚悟をもって読んでください!

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